都会よりも給与水準が高めな郊外地域とその理由
薬剤師の勤務エリアは、多数あります。都会エリアだけでなく、郊外エリアにも沢山の勤務先があります。もしも収入の高さを求めているなら、地方で働く事も検討してみると良いでしょう。郊外エリアの場合、都会よりは高収入になる事も多いです。
都会よりは郊外の方が給与水準が高め
給料の水準は、地域差がある事は間違いありません。最低賃金などの数字を見てみても、それは明らかです。全職種を対象にしますと、東京エリアは給料の水準は一番高いです。逆に、郊外エリアは最低賃金が低めになっている事も多いです。
都会エリアは物価も少々高いので、給与水準が高めな傾向はあります。ところが、職種によっては例外もあります。上述の薬の仕事の場合は、むしろ郊外エリアの方が給料が高めな事も多いです。
ですから給料が高い勤務先を求めているなら、都会ではなく郊外エリアの求人案件に着目してみると良いでしょう。
各地域の平均年収に関するデータ
実際、それを証明する数字データもあります。まず東京地域の場合は、その職種の平均年収は540万円前後です。すぐ隣の神奈川は530万円台ですし、大阪は480万円前後になります。これらの都会エリアよりも、平均年収が高い地域は沢山存在します。
例えば鳥取県などは、平均年収が580万円前後です。茨城県ですと、平均年収は615万円前後になります。全国の中でも、2番目に高い数字です。ちなみに全国で一番高い地域は、岩手県になります。平均年収は740万円台だからです。
すなわち都会エリアと比べれば、総じて地方の方が収入は高めな傾向があります。ですから高収入の職場を求めているなら、岩手や茨城などで求人を探してみる選択肢もあります。
郊外の方が給料が高めな理由と人手確保
上述のように郊外エリアの給与が高めな理由は複数あります。その1つが、人手不足です。郊外地域の薬局や薬店ですと、なかなか人手が集まらない事もあります。交通の利便性などの問題があり、募集広告を出しても、なかなか人手が確保できない事も多いです。
そこで各薬局や薬店としては、給料を高めに設定する事も多いです。基本給の数字を高めにしておくと、人手も集まりやすくなるからです。逆に、都会エリアの勤務先は人手が充足している傾向があります。すでに飽和状態になっていますから、相応の給与水準になる傾向があります。
ですから現在は都会エリアで勤務していて、収入を高くしたい方々は、地方エリアへの転職を検討している事も珍しくありません。