外国でスキルを習得するための方法
語学力を習得したり知識を深めるために海外に留学する人が増えていますが、薬剤師に関してもスキルアップのために留学を選ぶ人がいます。留学を考えている人のお役立ち情報を紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
留学する前に知っておきたいこと
スキルアップを目指して海外の大学に留学をしてその国で薬剤師の資格を取得しようと思っている人がいるかもしれませんが、取得した資格はその国でしか有効ではないということを知っておく必要があります。
国際的に有効な、どの国でも使える資格は残念ながら存在しません。この資格に限らず医師の資格や看護師の資格といった人の生死に関わる資格に関しては、取得した国でしか通用しないことが一般的です。北米やヨーロッパでは日本で取得した薬学部の単位が認定してもらえる大学があり、大学院で学ぶことができる機会が設けられている場合があります。
各大学によって条件が異なるため、興味がある大学があれば事前に調べてみてください。
留学をするためにしておきたい準備
外国の大学で本格的に学ぶことを目指している人は、費用に関してもしっかりと準備しておく必要があります。西欧や北米の大学の授業料は比較的高めに設定されており、1年間に250万円から350万円の学費がかかります。
また大学院に通う場合にはさらに高額になり、その授業料は300万円から450万円にもなると言われています。何年間も腰を据えて外国で学びたいという場合には、授業料に加えて現地での生活費も準備しなければなりません。
留学費用を準備するためにしっかりと貯金するようにしてください。また費用面だけではなく、しっかりとした目標を立てておくことも重要になります。
欧米諸国で実施されている短期研修
長期間の留学は大きなコストがかかるだけではなく、大きな覚悟も必要になります。何年間も留学するつもりはないけれど、スキルアップのために外国で知識を身に付けたいという人におすすめするのが短期研修です。夏休みなどの長期休暇中に研修が実施されており、100万円以上のコストがかかるものもあります。
この他にも1週間という短期間の研修が病院で実施されていることもあるので、自分に合ったものを探してみてください。個人的に行きにくいと思うのなら、外国で研修が受けられる職場を選ぶという方法もあります。
そんな職場に転職してみるのも良い方法だと言えます。