資格を取得した後も知識を得る必要がある
国家資格を取得すれば一生業務が行えますが、だからと言って合格時の知識だけで仕事ができるわけではありません。薬学に関する最新情報はどんどんアップデートされているので、それを得るための努力が必要になるでしょう。
書籍や専門誌などから得ていく方法
薬剤師になる人は大学の薬学部を卒業しないといけないので、取得前は大学に所属しているでしょう。大学の授業や研修などで多くの情報を得ることができ、薬科大学であれば図書館に行けば蔵書を利用して勉強もできるはずです。
いざ資格を取得したら勉強は不要かと言えばそうではなく、新しい時代で仕事をしていくにはスキルアップが必要になるでしょう。そのための学術情報の取得方法として書籍を利用したり専門誌を活用するのがよさそうです。
薬に関する研究はどんどん進んでいて、研究の成果などは論文などでも報告されます。少しお金はかかりますが新しく出た本や雑誌をその都度購入して読むようにすれば、どんどん情報を得ることができるでしょう。
学会などが開催する勉強会に積極的に参加
薬剤師の仕事をするには国家試験に合格した後登録が必要です。都道府県ごとに会が用意されていて、会費などを払う必要があります。通常はただ登録しているだけの会ですが、それぞれの会ごとに勉強会やセミナーなどが実施されています。
スキルアップのために学術情報を取得したいのであれば学会の勉強会に積極的に参加するとよいでしょう。会への登録に関しては勤務地毎で行うほか認定や専門職などにおいても行われています。
認定などにおいては資格を取得しても更新が必要なので、研修を受けなければ更新できないときもあるでしょう。自分自身は知識が不要と感じていても、認定資格などを維持するためにも研修に参加するようにしましょう。
ネットを利用して情報収集できるか
薬剤師になるには薬学部で相当の勉強をしなければならず、無事試験に合格したときにはかなりの知識が身についているはずです。しかし薬学の世界においてはどんどん進歩が進んでいて、業務を行うに当たって学生時代に勉強した内容だけでは済まないこともあります。
常にスキルアップが必要になるかもしれませんが、安く学術情報を得る方法としてネットにある情報を利用する方法があるでしょう。ネットのいいところは世界中の情報が無料や安く利用できる点です。
ただネットの情報はすべてが正しいわけではなく、外国の論文だと英語やそのほかの言語で作成されているものもあります。翻訳が必要だったり、信頼性のあるサイトを利用するなどの注意も必要です。