薬のスペシャリストとして幅広い活躍の場があります
薬剤師は、国家資格を取得した方だけが就くことが出来る職業です。都市部だけではなく地方でも求人数は多く、就職にとても有利な資格と言えます。また、専門性の高い仕事であるために、男女の賃金や待遇に格差がなく、女性にも働きやすい職業と言えます。
資格を取得するために必要なことと、働き方について
薬剤師になるためには、薬科大学か一般の大学の薬学部で6年課程の学問を修了することで受験資格を得て、毎年3月に2日間の日程で行われる国家試験に合格する必要があります。資格取得までの道のりは長いですが、専門性の高い仕事であるために、男女の賃金や待遇の格差もなく働くことが可能な資格として人気があります。特に女性は結婚や出産で離職を選ぶ場合がありますが、求人が多いために再就職先も容易に見付けることが出来ます。調剤薬局やドラッグストアでは、フルタイムだけではなくパートタイマーの求人もたくさんあり、自分に合わせた働き方を選ぶことが出来ます。また、時給は2000円を超えることも珍しくなく、パートタイマーでも比較的安定した収入を得ることが可能です。
調剤薬局の人気の理由と仕事内容
一番に就職先としてイメージされるのが調剤薬局です。正社員だけではなくパートタイマーでの求人も多く、深夜残業などもないために、子育てをしながらも働きやすい仕事として女性にも人気があります。主な仕事内容は、医師の処方せんに従って薬を調合し、患者さんに説明して渡すことです。患者さんは薬の知識がない方がほとんどですが、飲み間違いなどが起きないように、しっかりと理解してもらえるように説明することが大切です。そのため、薬の知識だけではなくコミュニケーション能力も必要とされています。他にも、薬の在庫管理や発注などの作業や、室内を常に清潔に保つように清掃を担当することもあります。
ドラッグストアと病院での働き方について
ドラッグストアでは、処方せんが必要ないOTC医薬品の販売を行います。お客さんと会話をしながら、ニーズに合わせた薬を選んで説明して販売します。そのために、幅広い薬の知識とコミュニケーション能力が必要とされます。収入は高めに設定されていることが多く、接客が好きな方には魅力的な働き場所と言えます。また最先端の医療を学ぶことを目的として、薬局から病院に転職する方も多いです。休日出勤や夜勤も多い傾向にありますが、医師や看護師と一緒に一つのチームとしての医療を勉強することが出来ます。調剤薬局とは取り扱う薬の種類に大きな違いがあり、病院薬剤師は点滴や注射用の輸液を多く取り扱います。