膨大な薬剤知識と国家資格を持ち社会で役立つ人材に
薬学部はこれまで長く4年制でしたが薬剤数も増加したことから、今では6年制の課程を必ず修了をしなければなりません。これまでよりも国家資格を取得して働き始めるまでに時間はかかりますが、その分だけ深く濃い大量の薬剤知識をストックすることができます。
外国人観光客や在留外国人にも対応できる英語力
これからのグローバス社会に向けて英語を学ぶ人は多く、英語ができることで仕事の幅は確実に広がります。薬剤師にとって英語は必須の条件ではありませんが、職場環境の変化も視野に入れると英語はできたほうが得です。
常に日本人だけが接する対象であれば日本語だけで事足りますが、職場が変わり海外の人とも話す機会が増えるようなら、英語ができないのは仕事を進めるうえでも不利になります。これから先の日本ではこれまでよりも在留外国人が増えるかもしれませんし、外国人観光客の増加も考えられるためです。
働く施設により仕事の内容にも違いがある
医者からの処方箋をもとに薬剤を調剤するだけではなく、薬剤師の仕事内容は勤務する施設で違いがあります。法律のきちんとした定めに従い調剤をしたり、患者さんへの服用使用をしたり、市販薬のあるお店では医薬品の販売や管理も仕事のうちです。
豊富な医薬品全般に対しての知識がありますし、様々な必要とされる施設ごとに、それを惜しみなく発揮することができます。多くの有資格者の働く調剤薬局をはじめ、日用品や市販薬など幅広く商品を取り扱うドラッグストア、病院や製薬会社に行政機関など、働くことのできる場所は多岐にわたります。
それだけ医薬品知識と専門職を必要とする企業や人が多いということであり、国家資格取得後は薬剤の知識を武器に様々な場所で活躍できる国家資格です。
長い年月をかけて薬学の大学で学ぶ
大学の薬学部に進んで学ぶことで資格を得るパスポートを得ることができますが、6年間の薬科大学での薬剤師養成課程を修了することでも可能です。いずれにしても薬学系の大学への進学は必須であり、よくある短期間で取得のできる通信教育での取得はできません。
薬学の知識だけなのだから通信教育でも十分とおもうかもしれませんが、6年間の間に頭にストックをする薬学の量は膨大です。社会人として働きながら資格取得を目指すのは困難であり、片手間で軽く取得できるものではありません。
高校生ならば薬学の大学へ進学をすること、社会人からの挑戦であれば一度会社勤めを辞めて、数年間は専門で大学生になって薬学を学ぶことになります。