薬学部の特徴を知って進学先を決める
6年制の薬学部のある大学に進学しなければ受験資格が得られませんが大学と言ってもいろいろな種類があります。国公立と私立で違いがありますし共学と女子大でも一定の違いがみられそうです。その中から自分に合う大学を見つける必要があります。
国公立の薬学部は研究などが充実
薬学部は医学系の学部の一つで医学部同様6年制です。私立大学だと学費が1千万円を超えることもありどの家庭でも簡単に通わせられないときもあるでしょう。国公立であれば全国的に学費がほぼ同じで、文系や理系で学費が大きく変わったりもしないので経済的に厳しい家庭でも何とか通えるでしょう。
薬剤師を目指す人が国公立の薬学部に進学するときのメリットとして資格対策以外に研究などが充実している点が挙げられます。学生時代に充実した研究生活をしておくとそれが将来に役立つかもしれません。
また仕事として製薬会社の研究開発等をするときにも研究は活かせそうです。ただ私立に比べると国家試験合格率が低い学校もあります。
女子大の薬学部は国家試験対策が充実
女子大はまさに学生が女子学生ばかりのところです。女性のための教育が充実していて、文学以外にも家政学であったり保育や福祉関係の学部が充実しているところがあります。比較的伝統のある女子大の中には薬学部を持つところもあり薬剤師を目指す女性であれば進学してもいいかも知れません。
女子大の薬学部のいいところとして国家試験対策に力を入れている点があるでしょう。頑張っている学生に対しては手厚いサポートがあるので他の大学よりも合格が近くなるかもしれません。
ただ勉強が忙しくなる分キャンパスライフは犠牲にしないといけないときもあります。1年や2年ぐらいなら国家試験もまだ先なのでその時に楽しむようにしましょう。
私立の共学はそれぞれで特徴が異なる
薬学部がある私立大学としては薬学部のみがある薬科大学や理系学部を主にしている大学があります。総合大学に薬学部があったりしますが、元々薬学部のみの単科大学を吸収したような大学もあります。私立の共学の薬学部は大学ごとに特徴がそれなりに異なるので、薬剤師を目指すならしっかり選ぶ必要があります。
薬学をしっかり学びたいなら薬科大学など薬学のみの大学を選ぶのが良く施設も充実しています。薬草に関する施設などもあり幅広く学べるでしょう。総合大学はいろいろな学生がいるので学祭などのイベントを楽しみたい人向けと言えそうです。
その一方で国家試験の合格率にこだわる学校もあり卒業が厳しい大学もあります。