薬剤師には、様々な就職先があります
薬剤師の就職先は、病院や薬局だけに限られる訳ではありません。様々な職場で、社会へ貢献されています。狭い視野に立って就職先を決めてしまうと、後々後悔してしまう可能性が極めて高くなります。自身の能力を最大限発揮させる為にも、様々な選択肢がある事を把握しておきしょう。
患者との距離が近い、病院で働くメリット
患者さんに最も近いところで、その能力や知識を最大限発揮できる職場といえば、病院に他なりません。他の医療従事者（医師や看護師）と共に、チームで患者さんの価値創造へ貢献する事が出来ます。病院で働く最大のメリットは、社会へ貢献しているという実感が、得られやすいという点です。
患者さんと直接向き合い、服薬指導を行います。治療経過が分かりますから臨床医療そのものに向き合いたい、社会貢献がしたいという思いが強い方にとっては、打ってつけの職場です。規模等によって異なるものの日直当番、夜勤を行わなければならない病院もある為、勤務形態を事前に把握した上で就職（転職）活動を行うようにしましょう。
女性に比較的人気の、調剤薬局で働くメリットとは
比較的女性に人気が高いのは、調剤薬局です。コロナ禍の影響もあってか、以前に比べると調剤薬局の数そのものが、増加傾向にあります。従って自宅付近にある調剤薬局を、職場として選べる点がメリットだと感じている方は沢山いらっしゃるようです。
薬剤師は「売り手市場」が続いていますので、年収や待遇等の条件によっては容易に転職出来るという環境にあります。調剤薬局は比較的休みが取りやすく、夜勤は基本的にありません。幅広い医療機関の処方箋に触れられる為、地域医療へ貢献したい方や向学心の強い方には断然お勧め出来る職場です。
ただしスタッフの数そのものが少ない調剤薬局では、休みをとりにくいと感じてしまうかもしれません。それを避けたい場合、なるだけチェーン展開している大手調剤薬局を、選ぶようにしましょう。
ドラッグストアで働く、メリットとは
OTC薬の販売だけに限らず、調剤部門を併設している店舗も増えているのがドラッグストアです。病院等に頼らず自分自身で、OTC薬等を使って病気の治癒を目指したり、健康管理を行う方が増えてきました。セルフメディケーションにも、貢献出来るのがドラッグストアならではの強みです。
従ってドラッグストアで働く場合知識（スキル）だけに限らず、患者とのコミュニケーション能力も求められるのは言うまでもありません。ドラッグストアで働く最大のメリットは、薬（商品）の販売数が給与へ反映されつという側面もある為、高年収に繋がりやすいという点にあります。