職場と家庭の両立が課題となります
薬剤師は30代になるとスキルや知識が身についてきます。年収がキャリアに見合っているか、ライフバランスがとれているか気になる部分でもあります。また、キャリアアップのチャンスはまだまだ残っているのでどうするか決めていきましょう。
年収とライフバランスどちらを優先するか決める
30代となるとライフステージが変化していきます。お子さんがいる場合は仕事との両立が必要となり、職場では中堅の立場としての働きが求められます。家庭を持つ人が増えるため、年収を維持するのではなく働きやすい環境を優先しても良いでしょう。
30代では年収もライフバランスも大切にした納得できる働き方が理想です。職場では大事なポジションにつくことから年収も上がりやすくなります。その分仕事量も増えるので生活とのバランスをいかにとるか悩みやすくもあるでしょう。
スキルをどんどん磨いていける段階です
30代になると経験は充分積んでいますがよりスキルアップも可能です。また、通常業務をきちんと行えたとしても給与に反映されてないかもしれません。スキルアップを目指すことで年収アップの可能性が高まります。講習会・勉強会に参加したり、高度な資格取得をすれば知識の幅が広がります。
特に医師が講演する勉強会では医師側からの視点も分かる貴重な機会です。各疾患にはガイドラインがありますのでしっかり勉強し、処方意図を汲み取りましょう。知識は服薬指導や後輩への教育により、職場のスキルアップにもつながります。
人事課はこの点も評価するので積極的にスキルアップしていきましょう。もちろん、中には結婚や出産などライフスタイルの変化により、思い通りの働き方が難しくなり悩むケースもあります。まずは現状を把握してどうするかじっくり考えていきましょう。
例えば、年収がそれほど期待できなくても家族と長い時間を過ごせるならそれが利点にもなります。
30代が年収アップを目指す方法
調剤薬局やドラッグストアでは管理薬剤師やエリアマネージャーには役職手当がつきます。管理職やスタッフの監督も行うのでお店の経営にも大きく携われます。エリアマネージャーなら数店舗を広い視野で管理するマネジメント業務を行えるでしょう。
責任の大きい仕事ですが、経験やスキルも大きなものになります。キャリアアップ思考がある方はぜひチャレンジしてみましょう。認定・専門薬剤師の資格を取ることも年収アップの方法です。
資格手当てがつき、昇給などにつながる可能性も高くなります。専門性の高い人材を評価する企業も多く、転職にも有利に働きます。年収アップが期待できそうにないなら 転職も一つの選択肢です。一定の経験やスキルを持っているので即戦力として充分通用します。
特に人材不足となっている企業から高い受容があるでしょう。