薬のスペシャリストになる方法とは
新薬開発をしたい、調剤薬局で多くの患者さんにきちんと薬の知識を深めてもらいたいなどの夢を持っている人はたくさんいます。とにかく大学の薬学部に入ればなれると思うかもしれません。どうすれば、このような仕事をすることができるのかをきちんと知っておく必要があります。将来、目指している仕事をするためにも、正しく知っておいてください。
大学の薬学部に入学しなくてはなりません
何はともあれ、薬のスペシャリストである薬剤師を目指しているのであれば、大学の薬学部に入学しなくてはなりません。ここで、6年間しっかりと薬に関する知識を学んでください。
今では薬学部は6年間となっていますが、昔から6年間だったというわけではありません。以前は4年制でした。今、4年制の薬学部に入学して学んでいる人は、その大学を卒業しただけでは不十分です。卒業後に2年間大学院に通わなくてはなりません。
しかも、大学院に通った後は不足科目の履修や実務経験を1～2年する必要があります。6年制の薬学部を卒業した場合は大学院や実務経験などは必要ありません。
大学の薬学部を卒業した後に国家試験があります
大学の薬学部を卒業したら、自動的に資格が与えられるというわけではありません。大学の薬学部を卒業した後に、国家試験を受けて合格しなくてはなりません。この国家試験の受験資格は、大学の薬学部を卒業することです。
4年制の場合は卒業後に大学院へ通ったり実務経験を積まないと受験資格が得られません。この国家試験は年に一度だけ行われますので、一発合格できなかった場合は次の年まで待たなくてはなりません。試験内容は、薬学に関する幅広い知識が必要な問題が出題されます。
とても人気が高いですし、狭き門と言った方が良いのかもしれません。
国家試験に合格した後にやるべきこととは
国家試験に合格した後に、やっておきたいことがあります。国家試験に合格した後に免許の申請をしてください。名簿に登録されると免許が交付されます。そうすると、ようやく薬剤師として働くことができるようになります。
ドラッグストアがたくさんありますから、ドラッグストアに勤務するのも良いですし、病院内で働くのも良いでしょう。製薬会社などで研究開発することもできます。このような仕事ができるようになりますが、そのためには免許が必要なので、国家試験に合格した後にはきちんと免許の申請を行ってください。