薬剤師になる前に知っておきたい基本的情報
薬剤師とはどのような仕事なのかを職種の例を挙げて説明していきます。またその他にもその職業を目指す為にはどうすればいいのかと注意点を挙げていきます。あと気になる年齢別の平均年収を紹介しているので、チェックしてみて下さい。
どんな仕事内容なのか種類と働く場所を説明
一番多いのが調剤薬局で、患者の持ってきた処方箋を確認して調剤を行います。その際に処方箋で医師が指示する薬が患者に適しているか、他の薬との飲み合わせも確認するのが仕事です。
あと薬を患者がきちんと摂取できる様に説明をして、不安点なども聞いておきましょう。次にドラッグストアでは処方箋なしでも購入できる一般用医薬品を販売します。利用者の相談に乗ったり、薬を選ぶ手伝いや副作用の説明、健康アドバイスを行うお仕事です。
病院、クリニックでは外来患者、入院患者の為に調剤と薬管理を行い、院内では注射薬の調整や製剤などの業務があります。チーム医療の担い手となり、医師と看護師と共に連携して患者に対応していきます。他にも製薬会社の営業職をして、自社の薬の情報提供をしている人も存在します。それから研究開発を担当、新薬を開発、基礎研究、臨床試験などの仕事もありますし、少数派ですが保健所などで公務員として勤務するケースもあります。
この仕事を目指す為の方法と注意点は
薬局やクリニックで薬を扱う仕事をするには、国家試験に合格する必要がありますさらに受験資格として、6年制の薬学課程を修めなくてはなりません。要するに大学の薬学部に入って6年間勉強をした上で、国家試験に合格するのが絶対条件です。
全国に6年制の薬学課程がある大学は75校あり、4年で体の仕組み、薬の働きを学び、5年目に実務実習を行います。そして6年目は卒業研究と薬剤師国家試験に集中することが大切です。注意点としては薬学部がある大学の6割は6年制ですが、中には4年制の学科もあります。
その中から6年制の学科を選ぶのがポイントです。国家試験は毎年1月に申込、2月に試験が実施され、3月が合格発表といった流です。卒業見込みがある薬学部6年生は受験可能で、合格したら卒業後すぐに働くことが出来ます。
気になるこの仕事の年齢別平均年収
2018年度に行われた厚生労働省調査では平均年収は544万円でした。また平均月収は37万9900円、内残業代が3万2800円です。それとボーナスが年間で88万程となっています。ですがこの数字は全年齢の平均となるので、新卒の場合は男性が350万円、女性は358万円です。
そして20代後半では男性477万円、女性459万円となり、30代前半は男性580万円、女性は512万円。男性のピークは50代後半となり、692万円なのに対して女性のピークは40代後半の613万円です。