医薬品に関するさまざまなタイプの仕事
薬剤師の担当する仕事は働いている職場によって違いがあります。この職業の人が多くおこなっている一般的な仕事以外にも、幅広い種類の仕事があるので、資格を取得すれば自分に合った仕事を見つけることができます。ここでは、この仕事に関する情報ついて紹介します。
製薬会社などで働く人が担当している仕事
薬剤師の中には製薬会社に勤めている人もいますが、こうしたタイプの職場で働いている人の仕事は通常とは大きく違っています。こうした企業で働く人は治療薬の研究などを主に担当しています。開発した治療薬を安全に使用できるようにするための実験などもおこなっています。
病気や怪我を治療するための医薬品だけでなく、患者の状態を診断する時に使用する検査薬の開発をおこなっている人もいます。こうしたタイプの仕事に必要になるのは、薬剤に関する豊富な知識です。そのために医薬品の専門家であるこの職業の人が、開発を担当しています。
医薬品を製造している工場で働いている人もいて、こうした人たちが担当しているのは工場における製造工程の管理です。医薬品を安全に製造するためには、専門的な知識を持つ人の管理が不可欠であるために、このような仕事を担当している人がいます。上記の医薬品の開発や管理の仕事をしている人は、この資格を取得した人の中でも10パーセント程度です。
非常に多くの人がおこなっている仕事
薬剤師がおこなっている仕事の中でも、この仕事をしている大部分の人がしているのは、薬を処方する患者から薬に関する質問に答える仕事です。これは薬を処方している人にとっては非常に重要な仕事になり、実際に服用する前にわからないことを一通り確認しておくことで、安全に医薬品を服用できます。
複数の薬を飲んでいる患者から医薬品どうしの相互作用に関する質問がされることもありますが、安全に服用できるように処方された薬であることを、患者に対してしっかりと説明する責任があります。医薬品の副作用を説明することも重要な仕事です。
処方する薬によっては何らかの副作用が存在する場合もあるために、使用する前に患者に説明するのが義務です。
処方箋から必要な医薬品を処方する仕事
医師の書いた薬の処方箋に基づいて、医薬品の計量などをおこなう仕事も、多くの人におこなわれています。内容を細かく確認をしながら、薬の処方をしています。わからないことがあったら医師にたずねることも、仕事の一つです。