薬剤の専門家の知識がフルに活かせる
薬剤の専門職でもあるため、イメージとしては患者さんに薬を処方・調合するだけだと思われがちです。確かに、病院薬剤、調剤薬局業務などの求人情報も多いのですが、さまざまな分野にて活躍が期待できるのも魅力です。
健康や美容の知識をフルに活かす
薬剤の知識を持っているからこそ、製薬会社に勤めるといった方法もあります。もちろん、製薬というだけに薬にとらわれる必要はありません。今現在では、化粧品関係の求人情報も増えています。
ドラッグストアなどでも化粧品を販売するのに薬剤の専門家が活躍しています。それと同じように、化粧品について知識を深めることもできます。毎日のスキンケアやメイクに欠かすことができないのが化粧品です。
今現在、大量の商品があり、そうした情報で溢れかえっています。しかしその知識を正しく捉えているといった方々が少ないため、肌トラブルが起きてしまうといった事も考えられています。そうした知識をフルに活かし、そうした方々のために知識を提供することもできます。
適切な対処方法、正しいお手入れ方法などを教えることもできます。
食事からの情報を提供することも可能
薬膳料理なども人気化しているため、漢方薬剤師にはそうした薬膳の知識を食品関係の仕事にあてることもできます。飲食店でも薬膳を得意にする薬剤師監修といったメニューを打ち出すケースもあります。
薬とは違うため、健康・美容、そして目的により様々な食材を取り扱うことができます。もちろん、レシピを開発したりすることも可能です。
離乳食や幼児食などのコーディネーター
薬剤師にとっては小児、妊婦さんへの薬の処方・服薬指導には細心の注意を払います。副作用が少なからず出る可能性もあるからです。また、服用するために飲み物についてや、食後に服用するなら食事内容に気を配ることもあります。
そのため、その薬剤の知識を離乳食や幼児食などにはあてると言ったこともできます。子供の発達段階に合わせた食事について指導することもできます。忙しいけれどちゃんとした食事を食べさせたいと思う親のために、食事にプラスできるようなサプリメントも提供したりします。
もちろん、食と発達について正しい知識を持っているからこそ、年齢に合わせたバランスの良い食事についても指導することができます。薬をつくり、薬を処方し、薬を提案するだけではなく、食事の内容にも触れることができるのは大きな魅力です。