漢方薬剤の有資格者になるメリット
「漢方薬剤師になりたい」という有資格者が増えています。近年、漢方は健康面だけでなくキレイになれる美容面でも注目されています。それだけに漢方の知識を身に着けておくだけで、将来性も不安になることはないでしょう。どんな特徴があるのかをチェックしましょう。
漢方薬剤の魅力は多彩な知識を得られること
漢方薬剤の専門家になるなら、漢方薬や生薬について知ることが大事になります。主に漢方薬局ならばこれがメインで処方するからです。一般的な調剤薬局で取り扱う医薬品や医薬部外品の知識を得られるだけでなく、そうした施設では漢方薬の種類も少なく、漢方薬局ならたくさんある薬の知識を確実に身に付けることができます。
働きながらたくさんの知識を覚え、そしてキャリアを積むことができれば収入源にも結びつきます。ポイントとしては、中医師がいる薬局を選ぶことで、中医学の知識も働きながら学べます。
勉強会などに参加をして知識を増やす
漢方薬局でたくさんの知識を得ることができても、できるならば漢方の勉強会に参加することをオススメします。勉強会、セミナーなどが随時開催されていますから、漢方に関する知識を深めることができます。勉強会で得られる情報は最新の内容ですから、患者さんからの相談に関しても適切なアドバイスもできます。
患者さんの症状に合った薬を処方できるのはやり甲斐に繋がります。勉強会やセミナーの開催は全国各地で行われています。しかも、漢方薬を取り扱う会社などが行ってくれているため、生薬などは実物をチェックできるのも魅力です。
もちろん、深く学びたいのならば、製薬会社や大学の勉強会のみならず、漢方は中国からきているため中国語を勉強することも視野に入れてみてはいかがでしょう。
メリットやデメリットをしっかりチェック
漢方薬剤の専門家になることにより、患者さんと距離を近づけることができます。西洋薬は薬の効き目も早いのが特徴ですが、漢方薬は穏やかな効き目です。そのため、長きにわたり患者さんと関わることになり、かかりつけ薬剤師になることも魅力です。
やりがいを感じながら働くことにメリットもあります。専門性が高い知識を得ることにより、それがスキルを身に付けることに繋がります。だからこそ、転職を考える方も少なくありません。ただ、メリットばかりではなく、デメリットもチェックしましょう。
デメリットは、西洋医学が中心となる医療業界なので、まだまだ求人数は少なめです。調剤薬局の半分以下ともいわれています。もちろん、漢方についての需要と供給のバランスが安定化してきているため、今後は求人数も増える可能性有です。