全国で働いている薬剤師が扱った処方せんの枚数
多くの薬剤師が、日本全国の各都道府県にある薬局で働いています。薬局で働いている人は毎年多くの処方せんを調剤していますが、働いている薬局がある地域によって扱っている処方せんの数に違いがあります。ここでは、この仕事をしている人が調剤に使用している、日本の各都道府県ごとの処方せんの数の違いについて解説します。
多くの処方せんを扱っている青森県の薬局
令和元年の統計によると、薬局で働く薬剤師が扱った年間の処方せんの数の平均はおよそ4500枚です。ですがこれは全国的な平均値なので、各都道府県ごとの平均とは異なっています。
日本の各都道府県の中には上記の平均値よりも1人あたりの処方せんの数が多い地域もあれば、少ない地域もあります。日本国内の都道府県の中でも特にこの仕事をしている人1人あたりの扱った処方せんの数が多いのは青森県です。
令和元年の統計ではこの仕事をしている人が扱った処方せんの枚数は平均でおよそ6500枚です。これは日本全国の平均値と比較すると2000枚程度多い数です。青森県の薬局で働いている人が扱った処方せんの枚数が非常に多いことには、さまざまな理由が考えられています。
薬局の数が多くないことも、一人あたりの扱った処方せんの枚数が多い理由として考えられています。
処方せんの平均枚数が多いその他の都道府県
日本には青森県以外にも、この仕事をしている人が扱った処方せんの数が多い都道府県があります。処方せんの平均枚数が多いのは九州地方にある都道府県です。この地域にある多くの都道府県では、薬局で働くこの仕事をしている人が扱った処方せんの平均枚数が5000枚を超えています。
その中でも特に多いのは、宮崎県や大分県などの自治体です。
処方せんの平均枚数が少ない徳島県
日本の都道府県の中でも、この仕事をしている人の扱った処方せんの数が少ないのは徳島県です。令和元年の統計によると、徳島県の薬局で働いているこの仕事をしている人が扱った処方せんの平均枚数はおよそ3800枚です。
これは全国的な平均と比べると700枚程度少ない数です。徳島県で働いている人の扱った処方せんの平均枚数が全国平均よりも少ないことも、さまざまな理由が考えられています。地域の人口と比較してこの仕事をしている人の割合が多いことも、一人あたりの処方せんの枚数が少ない理由として考えられていることです。