薬のプロフェッショナルはどんな人に向いているのか
ドラッグストアであったり、処方箋薬局やクリニックや病院に行くと薬のことを詳しく丁寧に教えてくれる人がいます。自分もそんな風になりたいと思った子供は多いのかもしれません。一体、どのような人に向いている職業なんでしょうか。
集中力があり正確な作業を持続できる人
薬の取り扱いはとても繊細ですし、間違ったことをしてしまうと、その薬を実際に使用した人に何らかのデメリットが生じてしまう可能性もあります。薬剤師は長時間の作業であっても集中力を切らすことがない人でなくてはなりません。
長時間、一つのことに没頭してしまうような人に向いていると言えます。微妙なさじ加減で効果や副作用が変わってしまうと言っても良いでしょう。だからこそ、集中力が持続して、正確な作業ができる人に向いている仕事と言えます。
常に学び続ける意欲があることが大事
新薬の開発が日々行われているわけですし、新しい薬ができることは当たり前のことです。最新の情報を入手してどんどん学んでいくことが求められますので、常に学び続ける意欲がある人に薬剤師は向いています。
新薬の情報を入手することはもちろんですが、法令や診療報酬の改定も行われます。このようなことに対してもすぐに対応できるようにしておかなくてはなりません。常に新しい情報を入手しておかないと、このようなことにも対応できなくなってしまいますので、常に学ぶ意欲がある人でないと難しいでしょう。
多くの人に迷惑をかけることにもなりますので、これもとても大事なポイントです。
大前提として理数系の学問に抵抗感がない人
大前提はいくつもあり、その一つが理数系が得意であったり、抵抗感がないことは大事です。国家試験では理系の教科が出題されますし、仕事をしている上でも暗算が必要となる場面は少なくありません。そして、もう一つ大前提があり、大学の学費を工面することができることです。
6年間大学に通わないといけませんので、それだけの財力も当然必要となります。大前提として、理数系の学問に抵抗感がなく、大学に通う財力があることが必要です。
理数系の科目が得意であったとしても、学費が払うことができなければスタート地点である薬剤師養成学科に入学することができません。親の財力に左右されてしまうと言うわけです。国公立大学であれば私立大学よりも学費が安くはなりますが、ある程度の財力は必要です。