薬剤師の繁忙期は働く職場によって異なる
薬剤師に繁忙期はあるのかというとあります。しかし働く職場は代表的な所だとドラッグストアや病院に調剤薬局等色々あり、それぞれ繁忙期は異なります。ではそれぞれの職場での繁忙期はいつなのか詳しく見ていきましょう。
ドラッグストアで働く場合の繁忙期とはいつか
ドラッグストアで働く場合、繁忙期は主に冬です。何故なら冬になると風邪等の感染症にかかる人が増えて、風邪薬やのど薬等一般用医薬品を買いに来る人が増えるからです。
当然お客さんが増えれば、色々と相談される事も多くなる為、忙しくなります。また病院で診察を受けたいけれども閉まっていて行けなかった人や、症状が軽いうちに何とかしたいという人、それから病院に行くつもりだけれども、とりあえず応急処置としての薬が欲しいという人も冬場は多く訪れるのでけっこう大変です。
他にもドラッグストアで売られているのは医薬品だけではありません。食品や日用品を置くような所も増えてきています。ドラッグストアでは季節が変わる時期にセール品を出したり商品の入れ替えをしなければなりません。こうした店舗内業務が季節の変わり目の度にあるので、その時期も忙しくなります。
病院で働く場合の繁忙期とはいつか
病院で働く場合、大体連休前や年末年始等に一気に患者さんが訪れるのでどの科も忙しくなります。それ以外だと、それぞれの科によって繁忙期は異なります。例えば内科や小児科の場合は冬に患者さんが多くなり忙しいです。
冬は寒いですし乾燥もする為、風邪やインフルエンザにかかる人が増えますし、心疾患の患者が増えるのもこの季節です。当然入院患者も増え、一気に仕事は忙しくなります。また耳鼻咽喉科だと、特に毎年2月から4月にかけて花粉症患者が来院する為忙しくなりますし、皮膚科だと汗による皮膚のトラブルや、虫刺されが多くなる夏場が繁忙期です。
調剤薬局で働く場合の繁忙期とはいつか
調剤薬局で働く場合の繁忙期は、基本的に病院と同じです。何故なら調剤薬局は病院の近くにあり、病院のそれぞれの科で処方箋を受けた人が調剤した薬を受け取りに来るからです。
その為内科や小児科が忙しくなる冬場は、当然調剤薬局も忙しくなります。しかし在宅患者を中心に対象としているような調剤薬局は、繁忙期は年間を通してもほとんどありませんので、ゆったりとしたペースで働きたい薬剤師は調剤薬局で働くと良いです。