薬剤師を目指す人や続ける人にとって必要な能力
人気があって目指す人もたくさんいる薬剤師ですが、これから目指すという人にとって気になるのが仕事を続けていく上で求められる能力です。既に資格をとって仕事を始めている人も、自分に向いている仕事なのかどうかについて不安を感じたことがある人もいるでしょう。そういった人も求められる能力について考える必要があります。
緻密な作業を苦にせず続けられる能力
薬を扱う仕事なので失敗をした時に誰にでもあることだと笑って済ますことは出来ません。人の命にも影響を与える恐れのある行為にミスはつきものと考えることは許されることではありません。失敗が許されない作業を毎日繰り返すことになるので、そういった緻密な作業が苦にならないタイプの人が向いていると言えます。
何事もなんとなく決めるとか、大体で判断するといったことが好きでないタイプの人なら、正確性が要求される作業を繰り返すことの負担は重くはならないです。逆に遣り甲斐を感じる作業になることも考えられるので前向きに検討するべき仕事だと言えます。
既に始めているなら自信を持って続けていくべき仕事です。
新しいことを覚える作業に積極的に取り組める能力
薬はどんどん新しいものが出てくる分野で、それに対応しなければいけない仕事です。大学で薬学を勉強して資格をとれば勉強から解放されるわけではありません。仕事を続けている限り勉強を続ける必要があります。新しいことを覚えるのが好きで知らなかったことが分かるようになる事に喜びを感じるタイプの人に向いている職業です。
知識欲が高い人なら毎日のようにやってくる新情報に関しても前向きに耳を傾けることが出来ます。少し極端に言えば知っていることが毎日増えていく仕事なので日々成長を実感することが出来ます。しかしそれは当然前向きに知識の吸収に取り組んだ場合だけです。
勉強は好きではないという人は避けた方が良い職業かもしれません。
自分の発言や行動に対して責任が持てる能力
薬剤師の毎日の仕事は人の命に繋がっています。軽い気持ちで行える業務は基本的にありません。自分の口から出た言葉や行った行為に対して大きな責任がのしかかってきます。重く感じてしまって疲れてしまう人もいます。
そういった環境なので責任を感じられる仕事をすることに遣り甲斐を感じるという人には向いています。仕事をするなら高いプロ意識で臨みたいという希望を叶えてくれる仕事です。