薬学生に役立つ就活のノウハウについて解説
これから就活を始める薬学生のみなさんは、将来の輝かしいキャリアについて、期待が膨らんでいる人も多いかも知れません。しかし、その一方でどんな職種が自分に向いているのか、希望の就職先が決まるかなど、就活に関する色んな不安を抱いている人もいるでしょう。そこでここでは、インターンシップ制度や自己分析のこと、企業研究の始め方について解説していきます。薬学生のみなさんに役に立つ情報をお届けするので、ぜひ読んで参考にしてください。
インターンシップでなりたい理想像を明確にできる
就活のシーズンが近づいてくると、自分がどんな薬剤師になりたいのか、具体的に考えることもあるでしょう。「なりたい職種がなかなか決まらない」と悩んでいる人もいるかも知れません。そんなときにおすすめなのが、インターンシップ制度です。
インターンシップ制度とは、薬学生が実際の仕事の現場で色んな職場体験ができる制度です。医薬品を扱う仕事の種類は、意外とたくさんあります。病院や行政機関、薬局やドラッグストア、製薬会社などで働くことができます。
インターネットでも、ホームページや就職情報サイトなどをチェックして、これらの職種の情報を得ることはできます。しかし、写真や企業の概要だけではわからない部分も出てくるでしょう。その点、インターンシップ制度を活用して薬局や企業に出向くことで、仕事内容や雰囲気をリアルに確認することができ、自分の興味がもてる職種を見つけられます。また、インターンシップ制度に参加すると、就職活動に有利になる場合もあります。面接時に、インターンシップ制度で実践力を培った経験をアピールしてみるのも良い方法です。
自己分析から得られるこれからのキャリアプラン
就職活動で欠かせないのが自己分析です。なりたい職種を見つけることも大切ですが、希望する仕事が本当に自分に向いているかや、自分が重視したい働き方について、そしてどのようなキャリアを築いていきたいかを考えることも大事なポイントです。
就職してから「こんなはずじゃなかった」と、ミスマッチが起きないように、しっかりと自己分析をして明確なビジョンを描くようにしましょう。自己分析の方法は、自分の過去を振り返ってみて、いままでどんな経験をして学んできたのか、強みや弱みなどを具体的に考えていきます。
そして、性格診断テストなどのツールを活用するのもおすすめです。また、家族や友人、大学の先生の協力のもと、フィードバックをしてもらってみてはどうでしょうか。周囲の人に、自分自身について評価してもらうのも良い方法です。そうすることで、自分のことを客観的に知ることができたり、新たな発見があったりと、自己分析を深めることができます。
企業について詳しい情報を知る方法
薬剤師の就職先の企業の研究方法の一つに、医療業界に特化した企業の情報サイトを活用することが挙げられます。無料の情報サイトもありますが、有料のサイトであれば、会社の情報のほかにも企業の業績や将来性、そして実際に働いた人の口コミや評判などもまとめてチェックすることができます。
また、合同説明会に積極的に参加することで、会社や社員の雰囲気を直接知ることが可能です。