正確な知識を身につけることで正確な仕事が出来る
薬剤師になるためには長い期間薬学を学ぶ必要があります。ただ単に学校を卒業したというだけでは十分ではなく、資格試験に合格することも必須条件になります。時間をかけてじっくりと勉強をして知識を見つけた人だけが従事できる仕事です。その知識は業務の中のあらゆる局面で求められることになります。
調剤業務は満点でなければいけない
薬剤師が最も従事している時間が長い業務は調剤になる場合が多いです。そしてその調剤業務こそが知識が必要になる典型的な業務とも言えます。学生時代なら問題の90パーセント正解であれば合格点と言えますが、調剤業務に関してはその考え方は通用しません。
9割の正解があっても1割間違っていれば、その1割によって9割の正解が台無しになることは珍しいことではありません。状況に依っては大きなミスに繋がることもあります。それを考えれば必ず満点を取らなければいけないのが調剤業務です。
それをしっかりと実現するためには正確な知識が必要になります。
薬を渡す際の説明も正確な知識が求められる
正確な知識は薬を用意する際に必要になるだけではありません。用意した薬を渡す際にも不可欠なものになります。患者さんは薬の専門家ではないので、渡す際には正確な知識に基づいた説明が必要になります。あいまいな言葉や誤解を生むような表現は避けなければいけません。
調剤をする時のように、どのような伝え方が満点だと言い切れない難しさはありますが、正確に薬に関する情報が伝わっていることが最低条件です。この最低条件をクリアするためには正確な知識の裏付けが必要です。
絶えず生まれる新薬に対する正確な知識も必要
知識は学校で学んだことだけで十分とは言えません。資格をとるために必要になるものだけで薬剤師の仕事をやり続けることは出来ません。薬の世界では絶えず新薬が開発されていて、良いものが出来れば治療に採用することになります。
学生時代にはなかったものがどんどん誕生してきます。それらのことに対して学生時代にはなかったから知らないなどということが何らかの言い訳になることはありません。新しい薬が採用されれば必ずチェックして、それに関する知識を頭に入れておくことが重要になります。
求められる正しい知識とは資格取得のために身につけたものだけでなく、日進月歩の医薬業界で日々生まれてくる新しいものに関する知識まで含まれています。