第二新卒の転職成功のための対策と情報収集方法
新卒で就職して仕事を始めてみると、思っていたのと違う現実に遭遇することがあります。薬剤師は仕事内容や職場が多岐にわたることもあり、理想と現実にギャップを感じることが少なくありません。そんな時に、第二新卒として新たな職場を求める選択をした場合に注意するべきことがあります。新卒と第二新卒とでは、就職活動においてやるべきことは同じではありません。
第二新卒の転職先選びは長期的目標からの逆算が有効
理想と現実とのギャップを感じた場合は、職場に責任があるのではなく自分自身の計画が甘かったと考えなければいけません。理想の立て方が抽象的だったり、現実を無視したものであったりすれば、ギャップが出るのは当然です。
理想を具体化するのが難しいと感じる人は、逆算して考えるとキャリアプランが立てやすくなります。今の職場に表面的な理想を求めるのではなく、五年後あるいは十年後の理想の自分を先ず考えます。
その理想から逆算して、今大切なことを割り出していけば、選ぶべき職場が見えてきます。また長期的な展望に立って選んだ職場なら、些細なことにとらわれることなく理想を追い求めることができるようになります。
第二新卒の転職理由は事前にポジティブに変換
転職の際には、新卒者とは違って前職の退職理由を訊かれることがあります。第二新卒の場合は、就職してすぐの退職のため、理由がネガティブなものになりがちなので注意が必要です。ネガティブな退職理由をそのまま採用担当者に伝えても、決して良い印象を得ることはできません。
職場に対して甘い考えを持っている印象を与えてしまい、不利になることが考えられます。そうは言っても、嘘をつくことが正しいというわけではありません。ネガティブな理由を事前にポジティブなものに変換しておけば、問題のない正直な返答になります。
物事にはいろんな面があるので、ネガティブな問題を解決することの中にはポジティブな面が潜んでいます。それを見つけて表現すれば、好印象を得られる正直な退職理由になります。
第二新卒の情報収集は新卒と同じと考えてはいけない
就職の際に情報収集が重要なのは第二新卒でも同じです。但し、新卒の時のように学校のサポートを受けられない場合が多いです。また、周囲の人は既に就職をして、薬剤師としてのキャリアをスタートさせている状況なので、協力を求めることが難しい場合もあります。
つまり、第二新卒の場合は、基本的には情報収集を独力で行う必要があるということです。みんなと同じようにしていれば、自然と情報が入ってくることはないので、時間や労力を惜しんではいけません。
場合によっては、転職エージェントなどのプロの手を借りることも有効で、ある程度の出費は必要経費と割り切ることも大切です。