薬のプロはどんな人に向いている仕事なのか
人々の命を救うためには薬が必要です。世の中にはたくさんの薬がありますが、正しく使うことで病気や怪我を治してくれますが、間違えてしまうと大変なことになります。薬の扱いはとても難しいですが、その薬を扱うプロはどのような人に向いている仕事なのかを知っているでしょうか。
集中力を切らさないで正しい作業ができる
少しでも間違えてしまうと大変なことになりかねない薬ですから、薬剤師は集中力を切らすことなく、正しい作業をすることができる人でなければ務まりません。点滴や注射の薬剤もそうですが、処方薬を調合することが必要なこともあります。
また、製薬会社で新薬開発をする人などもそうですが、どれを取っても正確さが問われます。少しでも間違った作業をしてしまうと、その薬を使う患者さんが大変な状態になるかもしれません。似たような名前の薬がありますが、それらを間違えないで使えるようにならないといけません。
人の命がかかっているからこそ、ミスをしない集中力が必要です。
勉強をし続けることができるかどうか
日々、新薬開発が行われていますし、どんどん世の中に新しい薬が広がっていきます。新しく開発された成分が配合されることもあるでしょう。どんどん進化していくからこそ、常に学ぶ意欲がある人でなければ薬剤師は務まりません。
世界中で新薬開発などが行われていますから、自分で情報を取ってきて勉強する必要もあります。ドラッグストアなどで勤める場合であったとしても、新しい市販薬についての勉強をしないと、適切にお客さんにアドバイスをすることができなくなってしまいます。
また、薬事法が変わることもあるでしょうし、診療報酬の改定もよくあることなので勉強する意欲が高い人が向いています。
コミュニケーション能力の高さが重要
病院やクリニックで勤める際には患者さんだけではなく、医師や看護師とコミュニケーションを取ることが多いでしょう。ドラッグストアだとか調剤薬局であれば患者さんと話をすることがたくさんあります。このため、薬剤師は、コミュニケーション能力が高い人に向いています。
さまざまな場面でさまざまな人とコミュニケーションを取らなくてはなりません。また、患者さんの命を預かっていますから、医師や看護師などとの連携が必要不可欠です。あまり人と話すことが得意ではなかったり、嫌だと言う人にはあまり向いていないでしょう。