薬剤に携わるプロならではのこだわり
薬剤師にとってのお仕事というのは、医師の処方箋による薬の調合、それを患者さんに手渡しし、服薬指導をするといったことになります。しかし、それだけではもったいないということもあり、製薬会社に転職したり、薬に携わることに邁進するといった有資格者も少なくありません。
わざわざ現地に出向いて厳選している
自分たちの目で確かめるために、現地に赴くといった「商品開発部門」に携わる薬剤のスペシャリストもいます。転職をするきっかけというのは、給与面であったり、やりがいなど人それぞれです。希望、要望があって転職もしています。
薬に携われるのであれば、商品開発部門でも問題なしといったこともあるでしょう。国内外で様々な原料が調達されています。特に海外の場合は、自然環境豊かな中で生きる「植物」が多く自生しています。伝統農法で丁寧に耕された畑などで育っている植物もあります。
調合・配合し、私たちの手元に届きます。薬や化粧品などになったりもしています。現地で原料を確かめるということは患者さんできないことです。だからこそ、責任を持って取り組んでくれています。
品質基準の高さのためにこだわりをもつ
薬剤専門の方の商品開発においては、検査なども徹底されています。その内容については、成分の分析もあります。細かな数字を分析しているのですが、それだけではなく、色や風味、残留農薬の有無なども行われています。
それぞれの製薬会社で基準値は違いますが、基準が高いほど安全性をクリアできた証拠だと言えるので、そうした検査は徹底されています。商品開発においては原料を探したり、現地まで調査したりするだけではなく、こうした安全・安心の品質を保つことにも注力しています。
毎日続けるためのこだわりがある
また薬によっては、そのままでは苦くて飲みにくい、そのままでは大きくて飲み込みにくい、そうした声をあげる患者さんもいます。粒であれ粉であれ、飲みやすいと感じられる薬を作るといったことも製薬会社の努めになります。
また、溶けやすさ、味わいにこだわるといったことも薬剤のスペシャリスト達のこだわるポイントです。試作を重ねて完成させることによって、それが患者さんのためにもなります。苦味が抑えられるということもあれば、患者さんも継続的にその薬を試すことにも繋がります。
薬は一回で効くことはほとんどありません。そのため、継続して続けられるような味わい、風味、そうしたことにもこだわる必要があります。毎日続けられる健康習慣のために必要なこともあるようです。