専門知識が必要なので給与も高く設定されています
薬剤師になるには養成課程のある大学で6年間しっかり学ばなければなりません。高度な専門知識が必要な仕事ですから、仕事に就いてからも多くの業務をこなす必要があります。やりがいも多く、平均年収も他業種と比べて高くなっています。
一般的な職場よりも高くなります
薬剤師として働くためには長い道のりが必要です。養成課程のある専門の大学で必要な単位を修了し、国家資格に合格することでなれる職業です。医学部と同様、6年という長い年月が必要なので最短で習得しても仕事として働くには20代半ばからとなります。
そのため看護師や検査技師などのほか職業よりも給与の額は平均でも高めに優遇されています。平均年収はここ数年では大体530万円となり、月収では約38万円となっています。一般サラリーマンと比べても相当高い給料といえるでしょう。
もちろん勤務先によっても差がありますが中でも最も高いのが民間の製薬会社となります。出来高制の場合は多いですが高いと800万円近くの人もいます。
勤務年数によっても職場も変わる
勤務先は豊富にあるので、求人一覧から自分の希望条件に合った職場を選ぶのが普通です。ですが、学校を卒業したばかりの人はまだ臨床経験も浅いため、まずは病院内での業務に就くルートが一般的です。特に大きな病院になると取り扱う薬品の数も膨大になるため、より多くの臨床経験も積めます。
薬品の種類は在学中にも学びますが、やはり実際の現場で取り扱うとなるとより実務能力が高まります。ほかにも薬剤倉庫や調剤薬局に就職し、接客や市販薬の説明を学ぶケースも多くあります。
ドラッグストアや製薬会社などの場合は、ある程度実務経験がある人を優先的に採用しています。一つの病院に長くいる人もいますが、より多くの年収を得たいと考える人はある程度働いたのちに転職していきます。
勤務先の変更が自由にききやすいです
薬剤師は転職に対しての融通が効くので、むしろ待遇を上げるために何度も転職する人もいます。平均年収こそ高めですが、長く同じ場所に勤務すれば自然に上がるとは限らないからです。看護師と同じく、10年以上務めているベテランと勤務歴数年でほとんど給料が変わらないこともあるのです。
女性の場合は20代〜30代の結婚・出産を機にして一時的に退職することが多いので、病院側も年功序列という制度はあえてとっていません。なので、数年単位で転職しても採用時に響くことはほとんどないのです。採用する側としては長く働いてもらいたいですから、数か月単位で勤務先を変える極端な行為はくれぐれもやめましょう。