1ヶ月あたりの労働の時間や残業はどのような状況か
薬剤師という仕事に関心を抱きますと、労働時間が気になる事があります。具体的に何時間程度働いているか知りたいと望む方々も多いですが、公的機関の調査では月160時間という統計データもあります。しかし実際には、職場によって若干の差も生じている状況です。
全体平均は160時間という調査データ
今から数年前に、公的機関による調査が行われていました。労働時間の調査を行ってみた訳ですが、薬剤師もその対象になっていたのです。その結果、月に160時間という統計データが算出されました。この数字は、あらゆる職種の中では平均的な方です。
職種によっては、かなり勤務時間が長くなっている事もあります。月に200時間程度は働かざるを得ない仕事もある訳ですが、この薬に関わる職種の場合は、特段に時間が長い状況でもありません。1日8時間働くとすると、1ヶ月に20日働いた時には、合計160時間になります。
1日8時間は平均的な数字ですから、この職業では勤務時間が相当長い訳ではありません。
調剤薬局とドラッグストアは時間が比較的長い
しかし上記で触れた160という数字は、あくまでも全体平均になります。職場別で見てみますと、若干のばらつきがあるのも事実です。そもそもこの薬に関わる職業は、勤務先は色々あります。何もドラッグストアや薬局だけでなく、製薬会社や病院も含まれる訳です。
それぞれ時間の平均値も異なる訳ですが、ドラッグストアは比較的時間が長めな傾向があります。また調剤薬局でも、他よりは時間が若干長めです。というのもこの2つの職場の場合は、残業時間が比較的長めだからです。他の勤務先ですと、残業が発生しない事もあります。
しかしこの2つの職場は残業が発生する機会も多いので、やや平均時間が長めな傾向があります。
残業時間の平均値はおおむね33分前後
ちなみに残業の具体的な時間は、33分前後という数字データもあります。残業時間は、日によって若干の波もあります。ある日は2時間前後の残業が発生しても、別の日は15分前後という事もあります。状況によって時間も変動する傾向はありますが、月間平均に直しますと、やはり30分前後になっている事が多いです。
ただし33分という数字も、職場によって異なるのは間違いありません。ある職場では平均50分だとしても、別の職場では20分前後といった具合です。ですから薬剤師の労働時間がどれ位になるかは、職場の状況にも左右される傾向はあります。
しかし全体の平均値は、上記のような160という数字になっている訳です。