ランク上の仕事をしたいと考える人に
薬剤師の資格を持つことで、調剤薬局やドラッグストアで働く人が増えています。しかし、いつも同じことの繰り返しで仕事に不満を持つ人も出て来ています。そんな時、自身のレベルアップを求めることで、更なる収益アップにも繋がることになるのでしょう。
専門分野に特化した仕事をすることになる
レベルアップするためには、専門薬剤師になる方法が考えられます。その場合のなり方として、認定薬剤師の認定を受ける必要が出て来ます。それは、薬物治療においての専門能力が必要とされるものになるからです。その後、専門師になる勉強を始めることになります。
この資格を取るためには、それぞれの専門領域における実務経験やその実績、更には一定期間の研修や講習を受けることで、自身の知識と技能を今より高めることになります。
その後、試験に合格することでこの職に認定されることになります。しかし、それまでの研究業績が吟味される必要もあり、その後専門師として認定されます。その後は、5年ごとの更新を必要とします。更新が必要な理由として、医学等の進歩に遅れてはいけないと言うことがあるからです。
認定試験に合格する必要があります
例題として、がんの専門師になるためには、がん薬物療法認定師になることが必要となります。日本癌学会、日本癌治療学会、日本臨床腫瘍学会のどれかの会員になる必要が出て来ます。そこで学会における癌領域に関する発表を3回以上することや、学会誌とか学会の雑誌などに学術論文が2回以上載ることが必要とされます。
かなりの勉強が必要なことや、知識をたくさん身に付ける必要性が出て来る上に、最後には、専門師になるための認定試験に合格する必要があると言うことです。多くのハードルを超える必要があるのですが、仕事をしながら勉強する必要があることから、体力や忍耐も必要と言われています。
広く用意されている専門師として働く場
専門師以外にもランクが一つ下の認定師と言う存在があります。この認定師の場合は、研修を受けて単位を取り、資格更新が出来ると言う便利さがあります。しかし、専門師になった時には、5年間専門師として仕事に従事していたのか、またその施設で後輩などの指導をキチンと行っていたのか、と言ったことなどを証明する必要があると言われます。
更には学会での発表とか論文の掲載も必要と言うこともあり、休む暇もなく学ぶことになる職種とも言われます。この専門師の認定を行っている団体は、癌以外にも精神科専門師、HIV感染症専門師、妊婦・授乳婦専門師、感染制御専門師など、幅広く用意されています。