国家試験とは別にそれぞれの大学で実施
薬剤師になるには国家試験を受けますが、まずは大学を卒業しないといけません。各大学では、国家試験に合格できるレベルの学生を卒業させるための試験を課しています。これに合格できないと卒業ができず国家試験も受験できません。
大学を卒業するために行われる試験
薬剤師になるためには、国が行う国家試験を受けて合格する必要があります。誰でも国家試験を受験できるかですが、受験資格を得る必要があります。それは、6年制の大学の薬学部を卒業することになります。こちらによってようやく試験を受けることができます。
国家試験は、大学でしっかりと勉強をしていれば何とか合格をすることができるでしょうが、必ずしも合格できるわけではありません。現在は合格率が70パーセントから80パーセントぐらいとされています。そこで、各大学において卒業試験が行われます。
大学を卒業するための試験で合格しないと卒業できないことになります。つまりは受験することができないので、翌年に持ち越されます。
国家試験との関わりが非常に強い
大学では、講義ごとに単位が決められます。単位を取得するには授業に出席するだけでなく、最終的には単位を認定するための試験に合格する必要があります。あくまでも単位を認定するものなので、1年ある講義を受けていればそれなりに取得することができます。
通常は、これらの単位を必要数取得すれば卒業することができます。しかし、薬剤師を養成する薬学部では、卒業試験を課すところがあります。国家試験と関わりの強い試験を実施していて、これに合格できないと卒業ができません。
各学校で内容は異なりますが、国家試験の模擬試験のようなレベルの高いものを行うところもあるようです。国家試験に合格できるレベルでないと、合格できないこともあります。
大学によってレベルは異なるが準備が必要
6年制の薬学部の学生は、卒業が近づいてくると国家試験対策をします。早い人なら4年ぐらいから行っている人もいるようです。もちろん早くから対策をしていれば、合格も近くなります。試験は、大学を卒業してからすぐに行われます。
ですから、まず卒業をしないといけませんが、多くの学校では卒業試験が課されています。大学によってレベルは異なるが準備が必要とされています。基本的には、国家試験に合格できる能力があるかどうかを問うための試験になります。
合格できるレベルに達していれば問題ありませんが、合否の境目にいる人だとこちらで落ちてしまうこともあります。国家試験前にしっかり準備をする必要があります。