大学で必要となるお金はいくらくらいか
薬剤師に憧れているという人も多いのではないでしょうか。この仕事は、国家資格を取得した人だけが就くことができる仕事で、国家資格を取得するには薬学を学ぶことができる大学を卒業するということが必要です。薬学に関する学科がある大学は、国立を始めとして公立、私立とさまざまな大学があって、日本全国でも70校以上あります。
どこの大学に行っても、国家試験を受けるために6年間学ばなくてはなりません。以前は薬学部は4年制だったのですが、2006年からは6年制の課程を修了しなければ国家試験を受けることができなくなったということです。
よって、薬剤師になりたいのであれば、大学6年分の学費を準備するということが必要になる言えます。6年間では、一体どれくらいの費用が必要になるのか、想像がつかないという人もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。
まず、国公立大学では入学金が約28万円で、授業料が年間で大体53万円で、6年間ではトータルして約350万円のお金が必要になります。もちろん、その大学によって必要な費用は少々違ってきますが、国公立の大学の場合はおよそこれくらいの金額が必要です。
私立大学では、もっと高額な費用が必要です。まず入学金が約40万円で、授業料が年間で約134万円、これ以外にも施設費などのさまざまな費用が60万円くらい必要になることが多いです。よって、6年間でかかる費用はトータルで1200万円以上になることも少なくはありません。
6年間という長い期間で見てみると、国公立大学と私立大学では必要となる費用に実に大きな差があります。学校に行きたいけれどお金がないということであれば、奨学金制度などを利用してみるのも良いのではないでしょうか。
学校を通して奨学金に応募して審査に通れば奨学金が支給されます。成績が優秀な人であれば特待生になれる可能性は大いにあり、特待生になれば学費が全額免除や半額免除になります。