女性の心強い味方となる妊婦授乳婦専門薬剤師とは

2017年08月06日
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あらゆる薬がある中で、医療従事者はその正しい使用を判断する知識が求められます。特に小さな子供、妊婦、授乳婦が服用する際にはより一層の注意が必要となります。しかしながら、妊婦や授乳婦への薬物療法は、薬剤の有効性と安全性の根拠となるデータが極めて少ないことが現状となっています。

そのため、明確に答えることができない場合がほとんどとなっています。また、妊婦の場合には母体に投与した薬物が胎児や哺乳児へ移行する影響も考慮する必要があります。そこで近年登場したのが、妊婦授乳婦専門薬剤師です。

その名の通り、妊婦・授乳婦、及び、胎児・哺乳児への有害作用を考慮した薬物療法に必要な知識・技術・倫理観を有する資格となっています。そこでここでは、その仕事やメリットをご案内いたします。前述したように、妊婦・授乳婦の薬物療法は特殊なため、十分な知識や技術、倫理観をもつことが非常に重要となります。

そのため、資格を取得する過程で、多くの知識を身につけることができるとも言えるでしょう。そして、妊婦・授乳婦から薬物の赤ちゃんへの影響に関して相談を受けたときに、正しい知識・情報をもとに分かりやすく答えることができます。

また、近年晩婚化が進むなかで不妊治療の需要も高まっています。そのため、さらに妊婦・授乳婦から相談を受けるケースが増えることが予想されています。病院だけでなく、調剤薬局やドラッグストアなど、活躍できるフィールドは広まっていくと言えるでしょう。

また、キャリアアップしたいという方にとっては、専門性の高い薬剤師として病院や会社内で高く評価される他、転職の際にも他の薬剤師よりも有利に転職活動をすることができます。しかしながら、情報収集が難しいこともあり、妊婦授乳婦専門薬剤師に求められるハードルはさらに高くなります。

しかし、それだけにやりがいも多く、使命感を持って仕事ができることが、何よりのメリットと言えることでしょう。

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