抗菌薬を扱うことができる大事な資格
人の体には細菌が住んでいて、善玉菌は良い菌ですが悪い悪玉菌もあります。また外から菌は進入する場合があり、菌が体内に入ると様々な病気を引き起こします。ここでは薬品によって細菌を抑える専門資格を解説します。
なぜ抗菌薬には専門資格を持つ人が必要か
病院から処方される薬品には抗菌薬があり、抗菌薬とは細菌の繁殖防止や殺菌をする役目があります。この抗菌薬は菌による感染症の治療薬で、現代病とも言える菌の病気を改善することができます。人の体には免疫がありますので、外から菌が入ると体外へ排出する働きをします。
しかし人によって免疫力が少ない人もいますので、その時に抗菌薬を処方して治療をするようになります。ですが抗菌薬は副作用がありますので、薬剤師にはこの薬品を扱う専門資格があります。それが抗菌化学療法認定薬剤師という資格で、副作用を防ぐ為にも必要になっています。
副作用には下痢を引き起こすことがあったり、違う細菌が生まれる可能性があります。
抗菌薬を扱う為の資格を取得する方法
薬剤師は薬品のスキルはもちろんですが、いろいろな病気の専門スキルも求められています。高齢化社会ではがんの治療が必要で、若者の場合にはHIVなど感染症やアレルギーなどもあります。感染症には命を脅かす病気も多いので、早急な診療や治療が大事だといわれています。
そこで抗菌化学療法認定薬剤師の資格があり、基本免許があるのはもちろん抗菌化学療法の経験も必要です。また学会の会員であることも条件であったり、25以上の感染患者の症例を出さなければいけません。
他にも抗菌薬適正使用生涯セミナーや、研修会で決められた単位を取得しておかなくてはなりません。これらの条件を満たしている人が試験を受けて取得できます。
病院でチーム医療で活躍出来る資格
医師や看護師とチーム医療ができる病院は、薬剤師にとってもやりがいが大きい職場になります。スキルアップをするには転職が一番ですが、その前に専門性の高い資格を取得しておくのも大事です。おすすめな資格に抗菌化学療法認定薬剤師があり、病院に入院している感染症患者の治療に貢献できます。
免疫が少なく抵抗力のない患者が多いので、感染症で弱っている体を回復させることもできます。しかし抗菌化学療法はとても専門性の高い分野で、それだけに高いスキルが必要とされています。新しい化学療法がどんどん出ているので、抗菌薬を扱う人も常に最新の医療を学ばないといけません。
向上心の高い人に向いた資格といえるでしょう。