OTCに関する基礎知識と薬剤師との関連性
2017年10月05日
OTCと言いますのは、Over The Counterの略です。カウンター越しに売り出す方式を意味する為に、少し前までは大衆薬、あるいは市販薬と称されていたドラッグストア並びに薬局で手に入れられる薬です。
法律用語としましては、一般用医薬品などと呼ばれていたのですが、2007年後はドクターの処方なしに手に入れることができる医療用医薬品ではない薬品をOTC医薬品という呼び方にひとまとめにしています。この医薬品につきましては、お医者さんの処方箋なしに手に入れられるのですが、含有される成分、あるいはその含有量によりまして、要指導医薬品、さらに第一類医薬品そして、第二類医薬品、第三類医薬品の4つのタイプに区分けされます。
要指導医薬品及び第一類医薬品は、買い入れる前提条件として薬剤師の説明を聞くことが義務付けられているので、存在しない店では取り揃えできず、加えて不在の時間帯に関しても購入することができません。調剤薬局と併設しているケースでは調剤も実施することもあり得ますが、多くの場合はOTC医薬品に限定して扱うことから、調剤を行わないで、販売がメインの業務内容となります。
その結果、出産、あるいは子育てでブランクがある薬剤師が職場に戻る場合にはフィットしています。