残業が少ないので働きやすいです
働きすぎが原因で仕事が長続きしないのが現代社会の問題になっていますが、薬剤師も労働条件があまり良くありません。しかし、治験コーディネーターは他の業務よりも残業が少なく、定時になったら帰宅することができるので、長期間に渡って働き続けることができます。
患者側の立場に立って、働くことになるので、コミュニケーション能力が試されることが多いですが、能力があれば良い人材として企業側から重宝されます。治験コーディネーターは治験の実施報告書を作成します。実施報告書を作成するためには製薬会社の勉強会に参加したり、治験内容の全体像を把握しておかなければならないので、素早く治験の内容を理解しておく必要があります。
検査キットを使う場合は在庫確認の管理をしたりするので、確認作業にも時間がかかります。治験コーディネーターは治験に参加する被験者へのケアをしたりすることがあります。被験者へのスクーリングをするときは、様々な条件から治験基準に合う人を探すので、情報収集にも力を入れています。
同意説明をするときは、素早く来院のスケジュールを決めます。来院スケジュールを決めるときは、治験をするうえで想定される副作用も詳しく被験者に教える義務があるので、必要事項は必ず記憶しています。しかし、一人でも多くの人に治験を受けてもらえるような環境づくりをするのが、仕事でもあるので、薬剤師とは職種が少し異なります。
また、治験をしているときは、患者のケアに力を入れます。患者がスケジュール通りに来院しているか、念入りにチェックする作業もあるので、資料の取り扱いにも注意しています。必要に応じて、患者と面会をして、治験薬をしっかりと服薬しているか、などといった確認や残薬を回収する作業もあります。
人手が不足しているときは、治験を行っている医師をサポートしたり、医療現場を支援したりすることもあるので、重要なポストを任されることがあります。