ドラッグストアで勤務する薬剤師の年収額が高い理由
ドラッグストアで働く薬剤師の年収額に関しては、別の勤め先より高いというメリットがあります。一番大きい理由は、民間の会社として非常に大きな資本の持ち主であるためです。病院、あるいは調剤薬局に関しても優れた企業ではありますが、国公立病院並びに県立病院機構などは、法人の種別によりましては、診療報酬、或いは保険点数などの国サイドからの収益によって運営されている部分が非常に大きく、職員の報酬を自由自在に決定するわけにはいきません。
そういったところ、ドラッグストアにつきましては、全面的に民間企業のマネジメントになります。従業員のモチベーションをあげたり、ハイレベルな人材を手にしたりするために、一層高い報酬水準を設定できます。ドラッグストアにおいて取り扱う商品につきましては、日用品から始まりサプリメントに至るまで多岐に渡っています。
近年ではOTCなど収益性の非常に高い医薬品を取り引きするよう勧奨し、売上の目標額を達成したら報奨金を下準備するところも増加傾向にあります。シフトの交代勤務となるので、土曜日日曜日、祝日に休息したい方には不向きではありますが、残業、あるいは休日出勤手当それから、代休があることから、年収額をアップしたい、休みたいといった理由で職場の変更を考えている人には惹きつけられる勤め先でしょう。
また、調剤薬局が併設になっていないドラッグストアは、調剤業務といった薬剤師だけしかすることができない仕事が多くないのが特色になります。薬剤師の形でのスキルアップを希望している方は、物足りなく感じてしまうかもしれません。
ドラッグストアへと転職希望の人が留意しておきたいのは、入社した後の給料といえます。ドラッグストアには、昇給、あるいは昇進の必要条件として、個々の売上の目標をセッティングしているところもあります。調剤薬局、あるいは病院といった流通業界以外から採用された場合、目標に苦しい思いをさせられ、辞職してしまうケースもあります。
最初の年の年収額がとても高く設定されているケースでは、入社した後そう簡単には昇給しない可能性も考えられます。